好きにさせた責任とってくれる?


そういえば……



桐生くんの姿見ていないかも。



隣の机を見ても、まだカバンはない。



まだ来てないんだ……



ホッとする安心感と、居ないという悲しい気持ちが入りまじる。



「あ!桐生くんよ!」



クラスの女の子の1人がそう叫ぶ。



それを合図にして、桐生くんを想う女の子たちが教室の窓の方へと駆けていく。



最近遅刻ばっかりで、桐生くんが登校してる姿なんて見てなかったな……



前は毎日のように見に行っていたのに。



そんなことを思っているうちに教室の窓には沢山の人が集まっていて、もう入る隙間はない。



私だって見たいのにな……桐生くん。