「ちょっと、恋羽本気?」 沙耶ねぇは目を真ん丸く見開いて私を見る。 沙耶ねぇの目が飛び出ちゃいそうだよ。 「本気だよ?」 首を右に少し傾げて答える。 せっかく桐生くんの隣になれたのに…… お話しないなんてもったいないよ。 頑張るもん。 頑張れ、私! ──キーンコーンカーンコーン ちょうど良くチャイムが鳴って、沙耶ねぇと別れて席に着く。 ドクンドクン 自分の新しい席に近づく度に、心臓の音が大きくなる。 いざ、隣!となるとすごく緊張する。 緊張のせいで、椅子がカタっと音を立てる。