好きにさせた責任とってくれる?


「着いたぞ。起きれるか?」



「病院…びょういん……びょ…」



目を開けると、目の前には大っ嫌いな病院が立ちはだかる。



「そんなに嫌かよ」



私は大きく立てに首を振る。



今すぐにでも引き返したいところ。



生憎、怠くてまともに歩けもしない私は逃げようなんて考えてもすぐに捕まるだけだ。



こんなことになるなら、初めから学校になんて行かないで、家で寝ていればよかったなんて思う。



待って。


私、今お金ないし……診察料払えないじゃん!



イコール病院なんて受診出来ない。



バカな私でもこういう時だけは冴えているかもしれない。
これできっと逃れられるはず!



「桐生くん。私、お金ないから病院行けない……から帰ります!」



パッと桐生くんの手を振り払って自由になる。



振り払ってごめんなさい、桐生くん。



でも作戦は成功!



なんて思っていたんだけど………



さすがに一人で歩けないような状態だとは思っていなかった。



数歩歩いただけでクラリと目の前が真っ暗になってバランスを崩してしまう。



「おい、バカ」



その体は桐生くんによって支えられる。



作戦は失敗です。



上手く行くなんて思っていたのが甘かった。



逆にまた桐生くんに迷惑をかけてしまう結果になってしまった。



「ごめんなさい………でも、本当にお金なくて」



これを理由に逃げようとしたけど、お金がないのは事実。



「お金は心配しなくていい。ここ、俺の父さんの病院だから」