そして4限目の体育。 種目は持久走。 走ることは割と好きな方だし、運動も得意な方だ。 「3分ー」 そのアナウンスが入った頃、前に沢城さんが見えた。 みるみるうちに縮まっていく俺と沢城さんの距離。 走んのも遅いのか。 それにしても何だかおかしい。 足元がふらついている。 もう疲れ切ってんのか? ……それとも 「恋羽っ!?」 一つの仮定が頭をよぎったのと同時に聞こえた。 この声は確か沢城さんとよく一緒にいる米倉さんの声だ。