教卓の前……? 先生の前か……嫌だな。 そんなことより、桐生くん! 自分の席を見つけた人から、新しい自分の席に着いていく。 桐生くんは…… 廊下側の一番後ろ。 また…桐生くんと離れちゃった。 「恋羽、何番?ってそんな悲しそうな顔して!」 「9番だよっ……沙耶ねぇっ…また離れちゃった」 「9番?貸してみて?」 私の頭をポンポンとする沙耶ねぇに私のくじを渡す。