「…分かった」 「だから…はい」 理久がしゃがんで、カチャカチャと何かの音を鳴らしている。 「オッケー」 そう言って立ち上がった理久の手には、手錠が握られていた。 …私の足につけられていたものだ。 「トイレとか困ると思って。…あ、両方外すのは怖いから…ごめんだけど我慢してね」 理久が私の腕を指差しながら言った。 そのまま私の腕を引いて、リビングに入る。 「トイレはソコ。あと、朝ご飯は机に置いてあるから。キッチンはアッチ。喉が乾いたら、冷蔵庫を探して」