「…はい」

<カチャ>

音がして、両手が軽くなった。

「え…」

「手が使えなきゃ、食べれないもんね」

何か企んでいるんじゃないかってぐらい、理久はニコニコしている。

「…ありがと…って、ちょっ」

私は、グイッと抱えあげてきた理久を慌てて見た。

「…ベッドの上のままじゃ、食べれないじゃん」

「そ、そうだけど…!」

「…あ、そっか。足も外しちゃえば楽なんだ」

理久は私を床に降ろしながら言った。