そんな風に悩んでいる私を、理久は不思議そうに見てきた。

「…奈々、好き嫌いあるの?」

「な、無いよ!と、と言うか…お腹空いてな、」

<ぐぅぅ>

私の言葉に反するように、お腹が鳴った。

「…ふふ。空いてるじゃん。可愛い」

「……ぅ」

「んじゃ、今から作るね。ちょっとだけ待ってて」

理久がニコッと笑って、部屋から出ていく。

…いつも理久と同じだ。

こうやって手足を拘束されている事も忘れてしまう。