「…たた助けけて…っ」 私の口から、ガチガチという音と共に言葉が発せられた。 「…奈々…」 理久が何故か、悲しそうな寂しそうな顔をして呟いた。 「こここれ…は外してほししぃなな…っ」 私は理久に背を向けて、縛られた手足を見せた。 「…ここ怖いのの…怖ぃのややヤダぁ」 その瞬間、理久がハッとしたように我に返った。 私は確かな希望を持ったのだが… その希望は、あっという間に崩れ去った。