…止めよう。

…何を今更。

…アレを実行するまで、私は逃げない…!

こうなる事は予想していなかったが…
しょうがない。

これで彼が満足する事が出来るなら…
しょうがない。

「…はあ」

私は小さく溜め息をつくと、部屋に戻った。


―――


数時間後。

<ガチャ>

「ただいまー」

ドアの開く音と同時に、理久の声が聞こえてきた。