それから着々勝ち進め決勝…の筈だったんだけど、一回戦を見ていたらしい決勝の対戦相手は棄権し、あたしがそのまま優勝となった。 「…やりすぎたかも」 でも、なんだか腑に落ちない。 …ちゃんと試合して優勝したかったな。 しょぼーん。 落ち込んでいると、春達が声をかけてきた。