「俺は…今でも、お前が死んだなんて思いたくもねぇ。」 できることなら… 「できることなら…また俺の横で笑ってほしい。俺だってお前に言いたかったんだぜ…?」 ちゃんと、言いたかった。 「面と向かってお前に、『好きだ』ってッ…!!お前だけ伝えて逝っちまってッ…」 その時、ブワッと風が吹いた。 「…また来るよ。由良…」 一人の少年は少女が眠っている墓を前にして涙をながしながらその場を去っていったーーー−−…