なんだったんだろ…



「…神崎、大丈夫か?」



「大丈夫。」



あたしは春が出て行ったドアを見つめた。



「勝利君…外の様子ってわかる?」



「え?」



「教えて」



あたしは勝利君に問い詰める。



「…外はかなりマズイ状況だ。一応学園には結界が張ってあるけど、それもいつ破られるか分からない状況だ。」



やっぱり、春達だけでは無理だよね…



「…学園の生徒達は?」



「今、体育館に全員集まって先生達が結界を2重にはってる。」



「そっか…ねぇ、勝利君…」



あたし、決めたよ…?