いつの間にか

君の存在が

あたしの中で

大きいものになっていた


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大翔と付き合うことになって数週間が過ぎた


付き合うって言っても生活は変わっていない


あたし、まだ大翔のこと好きか分からないのに大翔は“それでも良い”って言ってくれた


周りには可愛い子、綺麗な子なんてたくさん居るのに…


どうして、あたしを選んでくれたんだろう


「樹里、帰るぞ」


まだ、学校に居たんだった


あたしは急いで帰る準備をする


「大翔とあの子、付き合ってるらしいよ」


「えー、信じらんない」


「大翔と冬華なら分かるけど…。あの子とはね」


分かってる、分かってる


冬華も大翔も人気者だもんね