「っっ!!」



俺の中で何かがぶちギレた。



早歩きで自動販売機へ向かい、

茅を撫でる男の腕を強く掴んだ。



「っいてっ……」



「環方くん!?」



俺を見る茅の目には涙が溜まっていた。