そして12月になって。

先生の住所を訊くことに成功した私は、先生に年賀状を出すことで頭が一杯だった。


兎年だから、結構可愛いデザインがある。

どれにしようか迷って迷って。

やっと決めた。


どうか、埋もれてしまいませんように。

そう思って。



それなのに、年賀状が私と先生を繋ぐどころか。

なんだか嫌な感じにしてしまうなんて、思ってもみなかった―――