あれから数分後、瀬戸口くんと前っちゃんが来て、三人で私を保健室に送ってくれたらしい。
39.6℃の高熱を出した私は、先生に送ってもらって即家で寝かされたみたい。
熱が出てからの記憶はほとんどないけど、水嶋がずっと私の名前を呼んでいたような気がする。
あれから三日立って、私はようやく学校に行けるようになった。
学校に着いたとたん、クラスの女子たちが話してるのが耳に入る。
「そういえば水嶋くんの周りにいた女の子たちこの頃一緒にいるの見なくなったね」
「確かに。
他の人のとこにいったんじゃない?
それかなんかあったとかさ」
「えぇー、だったら何があったのか知りたいなー」
「ま、マサキ様ファンの私たちには関係ないことですわ」
「うん、そうだねー」
キャッキャっと一瞬で話題が変わってしまった。
でもそっか・・・。
水嶋の周りもう女子たちいないんだ・・・。
安心したのか、自分でも気づかない内に顔がほころんでいた。
「よーしの、熱大丈夫?」
後ろから顔を覗き込んでくる前っちゃんにびっくりしながらも三日ぶりのあいさつを交わす。
「うん。
ごめんね、前っちゃんに心配かけちゃって」
「いや、いいけど・・・。
瀬戸口も水嶋も結構気にしてたからさ、休憩時間か放課後にでも顔見せにいってあげたら?」
「そうなんだ?
うん、わかった」
そういえば私のストーカー事件も終わったし、水嶋の周りにいる女子たちもいなくなったんなら、放課後一緒に帰るのなくなっっちゃうのかな?
そう考えた時、一瞬モヤっとした感情を私はまだ知らずにいた。



