大嫌いだったあいつと



時間を潰すならどこでもいいやと思い、本屋に行って一冊の漫画を買い、公園に持って行って読み始めた。


一冊読み終わった頃には結構時間が立っているだろう。


そう思って・・・。


30分後。


かなりゆっくり読んでみたけど、まだ30分しかたってない。


「もう一冊買えば良かったなー」


続きが気になるのもそうだけど、これじゃまだあの男がいるかもしれない。


「・・・まぁ、もういないかもしれないし、帰ろう」


いつまでもこんなところにいったってラチがあかない。


いたらいたで知らないふりをしてそそくさと家の中へ入ろう。


うん、それがいい。


思い立つと同時に、私はカバンを持って家に向かった。


どうせならいませんように・・・。


そう祈りながら。