大嫌いだったあいつと



昼になって、前っちゃんと一緒にお弁当を広げて話ながら食べる。


ずっと瀬戸口くんのことが頭から離れず授業に集中できなかったことを話した。


「ハハハハ!
だから先生に当てられた時慌ててたんだ!
おかしー!」


「全然おかしくないよ!
みんなに笑われて恥ずかしかったし、全然内容入ってこないし…。
どうしたらいいのかな、私…」


「吉野が恋愛ごとにはこんなに純粋だとは思わなかった」


「私もだよ。
てか恋なんてするとは思わなかった」


「…吉野はさ、瀬戸口とどうなりたいわけ?」


「どうって…」


「付き合いたいの?」


「わかんない。
ただ今はまだ好きだなー、ってぐらい」


「ふーん。ま、そんな焦ることないんじゃない?
ゆっくりお互いのこと知り合っていって、良いとこも悪いとこも知ってなおそれでも好きだって思う時は告白すればいいじゃん」


「ん、そうだね。
焦っても仕方ないよね!」


「そうそう」


「ありがと、前っちゃん」


「どういたしまして。
じゃあさ、今日の放課後一緒に帰ってみれば?」


「放課後!?」