Firstきす【短】

帰り道ー…

「ごめんね、未菜ちゃん勝手にキスしちゃって…」

一緒に帰ることになった俺と未菜ちゃん。

「別に…嫌いじゃないからいい」

そう言った未菜ちゃんの顔がほんのり赤いのはきっと夕日のせい。

「…じゃあなんで告白した時あんなに疑ってたの?」

そう言うと未菜ちゃんはさっきより真っ赤な顔をして言った。

「…っ好きな人に、冗談で告白されたら凹んじゃうでしょ…?」

「あ、そっかぁ」

うん、そうだよね…

…ん?

あれ?今、好きな人って言った?

「え、えええええ?!」

「大輔くん…好きです」

真っ赤に染まった未菜ちゃんの顔。

そんな未菜ちゃんに2回目のキスをした。

ーENDー