そう思って考え込んでいると…。 「…はい。これ。」 そこには一枚の紙。 「楽譜?」 「うん。今年のコンクールの曲だよ。」 あー。コンクール…。って!! 「パーカッション、ひとりじゃ無理だよ…?」 楽器、いくつあるとおもってんの? これじゃあいくら手があっても足りないよ。 「あぁ、それは一年生に頼む事になってるんだ。 入部届、でてる子がいるから。 パーカッション、割と得意らしいよ?」 「へぇー…。 まぁ、それならいっか!」