「汚いなー、もう」 藍に笑われながらティッシュを手渡された。 オレの場合、ハンカチだけじゃダメだったらしい。 藍から貰ったティッシュで鼻をかんでいると、優貴が読み途中の作文を机に置いた。 『お父さんとオカンが途中でちゃちゃを入れてきたので、作文の続きが繋がらなくなってしまいました』 オレらの方を見て口を尖らせる優貴。 『だから、最後の1行に飛びます』 そして、ゆっくり息を吸って 『僕は、自分の家族が大好きで誇りで自慢です』 大きな声で力強く言い切った。