「待て待て待て待て。 もっとちゃんと考えようって!! 名前って一生モンだぞ!!」 藍からペンを奪い返そうとすると 「大貴がこの名前より素敵な名前を考えられるとは思えない」 藍がオレの顔の前に、優貴が書いた紙を翳した。 「・・・・・・・・・・・・・」 その名前を見て、涙が出そうになった。 「・・・・・・・・・・・・確かに」 やっとの思いで声を絞り出す。