顔にかかった髪をどけようと手を伸ばすと、 「…ん…」 「あ…龍聖?」 瞼がゆっくりと開いた。 「え?…り、こ?」 「うん。体調、どう?」 「璃子が来てくれたから、大丈夫…」 なんて言って笑ってるけど、やっぱしんどそう…