月 —Moon—




「普通はさ、このノリに合わせて返すもんだよ?伊世ちゃん。」




「相手は未紗だから別にいいじゃん。」




あたしの性格わかってるくせに。



滅多にそんな風に返さないあたし。



「わかってるわかってる。」




…適当に今あやされたよね?あたし。




まぁ、気にしないでおこう。




「あ、父さんに会ってく?」



「そうだね!」



思いつきで言ったことに、そんなに嬉しそうに返してくれるとは思わなかった。




未紗はにっこり笑顔。




あたしたちは、部屋を出て父さんの部屋に。




「未紗連れてきた。」



ノックもせずにはいるあたし。



パシっと襖を開けて奥に座っている父さんに言った。




「ノックくらいしなさい。」




「すみませんでしたー。」



そう言いながら父さんの前に座った。




「久しぶりだね、未紗ちゃん。」



「お久しぶりです!」



ペコッとお辞儀した未紗。




「お父さんは元気にしておられるか?」




「はい!相変わらずですよ。この前電話かかってきました。」




へへへっと笑いながら、父さんと話している。



仲良いなぁ。