月 —Moon—




「んだよ。」


ギロリと視線を向けられた。



冷たい目。




「別に?コイツは放っておいて?」



あたしは、スッと徹也と隆二の間に入った。



「あ?」



「てかさ、なんなの、さっきから突っかかってきて。」



あたしも睨み返す。



「ここ、俺らの縄張りだ。勝手に荒らすんじゃねぇ。」



「荒らしてないけど。」



「…ちっ。」



舌打ちをしてタバコに火をつけた。