「リオ!木原くんにバレンタイン、あげないの〜?」

そう言ったのは、私の友達の戸畑絵理沙。

「え〜無理だって!っていうか、うちの学校、チョコ持ってくるの禁止でしょ?」

「先生にバレないようにすりゃいいの!!」


絵理沙は、長い茶髪をいじりながら言った。

「だめだよ、そんなの」

「ほんと、リオって真面目だよね〜」




絵理沙は少し…いや、かなり派手な感じの女の子。

成績もあんまり良くないし、学校の規則も守ったりしない。



そう、簡単に言えば…不良っぽいってことかな。


だから、別にそこまで言うほど真面目でもない私のことが、真面目だと思えるんだろう。