ー数十分後ー 「悪い、待たせたな」 「いや」 「ううん、待ってないよ。 それより話って何?」 さっき着いたのか病院にいる美紀。 「座って話そう。 …ここじゃあなんだし、 移動しようぜ」 俺の提案にふたりは黙ってついて来た。 移動する間もなんとなくピリピリした 雰囲気で誰も話さない。 そして308号室に来た。 ーコンコンコン 「入るぞ」 そう言ってゆっくりと扉を開ける。