それでも僕は君を離さない

そして入社。

資材室に白衣を着た彼女がいた。

あの時のままだ。

毎日研究室で顕微鏡をのぞいていた彼女が立っているのを見て

俺はゾッとした。

俺の想いはマックスになった。

すぐにでもメールしたい衝動を論理的に退けて

時を待つしかないと結論づけた。

俺は待てる。