それでも僕は君を離さない

私は透吾さんの言葉を着色せず

そのままを先輩に話した。

私がどう考えてどういう気持ちでいるのかは話さなかった。

「で、君は彼に何と答えた?」

「わかりました。だけです。」

先輩は背もたれの高い愛用の椅子に座り

長い脚を前へ投げ出して腕を組んでいた。