SakuIGamE

「みんな！！実は俺、大事な話があんねん！！」
俺はみんなに届くように、声を張り上げた。
「俺は盗賊団の事を第一に考えられへん男や！！俺には他にやり遂げなアカン事があるんや！！」
自分で言いながらサイテーやと思った。
認められた矢先にこんな無責任な発言してまうんやから。
――みんなはどんな反応をするやろう？

「俺は旅立たなアカン！仲間と一緒に――！！」

「だったら俺達は、ぼ・・・、お頭の留守を守り抜きますよ！！
「お頭はお頭の道を貫いて下さい！！」
「ウホッチ・・・、みんな・・・！」
俺は心から思った。
「ありがとう！！」

「これがタット君の仲間か・・・。素晴らしいな」
「・・・うん」

「よし、今日は宴だ！！アユムの頭領就任と旅立ちを祝って！！」
「おーーーっ！！！」