SakuIGamE

「心意気だけは立派だな?だが、それに実力が伴わんようでは、頭の座は譲れん!!」

――ギィン!!

ダディの刃を受け止めた瞬間、その力に弾かれる!

「うわっ!」

体勢を崩した隙に、ガンガン攻めてくるダディ!
避けるだけで精一杯や・・・!

――でも・・・!!

「どうした!?父親相手では戦えんのか!?」

――ドキ。

鋭い。
まさにそう思っとったとこや――。
俺が弱いからダディに攻撃は当たらんかもしれん、けどだからってナイフを繰り出すなんて真似は――・・・!!

「こちらは遠慮なく行かせてもらう!!」

ビッ!
シュッ!

ダディのナイフが俺を傷付けていく――。