SakuIGamE

「くらえっ!」

ビュンッ!!

隙を狙って、弓矢がキングワームへと放たれた!

ヤバい――!!

バキィッ!!

矢は何も射る事が出来ないまま、弾き飛ばされた。

やったのは、スキンヘッドのオッサン(?)やった。

「俺はアユム君に感動したよ!!君のやろうとしている事を見届けたい!!」
「オッサン・・・」
「俺の知り合いのマッスルさんだ!・・・あの、年齢は花のセブンティーンだから」
「タッピィの知り合いか。心強いわ」
キングワームを守るように、立ちはだかる俺達。

「さあ、これ以上争う気なら、俺達が相手になるぜ!!」
タッピィが剣を構えて言い放つ。
団員達の敵意が、こっちに向けられた――。

「――待て」

声の主は、ダディやった。

「アユム、お前が儂を倒してカタをつけろ」
「!?」

「止めたいのならば、お前が頭の座を奪い取ってみろ」

――!!

俺がダディと戦うやって・・・!?