ワームの洞窟は広い。
カリム盗賊団もジャリル一味も、アジトは同じ洞窟内にある。
右がジャリル一味なら左がカリム盗賊団、真ん中がワーム達・・・という感じや。
一般的に知られとる大きな入口近辺をワーム達が陣取っとるもんやから、邪魔な事この上ないんやそう。
結局、俺達が出した結果はコレやった。
「こんな事、ホンマはしたぁないけど・・・」
ダディの視線が胸に突き刺さる――。
今この部屋には、俺とダディの二人きりや。
俺の手にはリッタから貰ったナイフが握られていて、その切っ先はダディの首筋に添えられている・・・。
「どういうつもりだ、アユム・・・!あの娘にそそのかされでもしたか!?」
「そんなんちゃう・・・。こんな事するんはアンタを止めたいからや・・・!ほんで、こんな手段しか選べんかったんは、俺が弱いからや・・・!!」
カリム盗賊団もジャリル一味も、アジトは同じ洞窟内にある。
右がジャリル一味なら左がカリム盗賊団、真ん中がワーム達・・・という感じや。
一般的に知られとる大きな入口近辺をワーム達が陣取っとるもんやから、邪魔な事この上ないんやそう。
結局、俺達が出した結果はコレやった。
「こんな事、ホンマはしたぁないけど・・・」
ダディの視線が胸に突き刺さる――。
今この部屋には、俺とダディの二人きりや。
俺の手にはリッタから貰ったナイフが握られていて、その切っ先はダディの首筋に添えられている・・・。
「どういうつもりだ、アユム・・・!あの娘にそそのかされでもしたか!?」
「そんなんちゃう・・・。こんな事するんはアンタを止めたいからや・・・!ほんで、こんな手段しか選べんかったんは、俺が弱いからや・・・!!」


