SakuIGamE

今、俺とリッタは同じベッドで寝ている。

リッタが俺の身を案じて離れようとせんかったし、夫婦になるんやからという理由で押し切られた感じや。

おっきめのベッドやから、二人でもゆったりやけど・・・俺はとても寝られそうにない。

「眠れないの？」
気配を察知してか、リッタがこちらに向き直る。
「ん・・・」
勿論この状況に対するドキドキにも睡眠を妨げられとる・・・けど、理由はそれだけじゃなく――。

がばっ！！

俺は勢いよく上半身を起こした。

「どうしたの？」
「リッタ・・・。今からゆう事よぉ聞いてくれ・・・。そんで驚いても大声は出さんといてな？」