「こんな事もあったし、祝言は延期だ。だがキングワーム討伐は、予定通り執り行う。ヤツらを潰すのも明日ということだ」
「――・・・!!やっぱり・・・リッタ達を裏切るんや・・・?」
「?当然だ。計画に変更はない。・・・まさか本当にあの娘に惚れたのではないだろうな?」
「!!そ、そんなんやないけど・・・」
俺は慌てて目を逸らした。
ダディはガシッと俺の両肩を掴み、
「いいか、お前は次期頭領だ。上に立つ者は常に第一にカリム盗賊団の事を考えねばならん。我らが大きくなるためにもジャリル一味は邪魔なのだ。――いいな?肝に銘じておけ」
強い目でそう言った後、ふっと背を向けた。
「・・・嫁ならカリムにも沢山の器量良しが揃っておる。心配はいらん」
そう言い残してダディは出て行った・・・。
明日か・・・。
俺は――・・・。
「――・・・!!やっぱり・・・リッタ達を裏切るんや・・・?」
「?当然だ。計画に変更はない。・・・まさか本当にあの娘に惚れたのではないだろうな?」
「!!そ、そんなんやないけど・・・」
俺は慌てて目を逸らした。
ダディはガシッと俺の両肩を掴み、
「いいか、お前は次期頭領だ。上に立つ者は常に第一にカリム盗賊団の事を考えねばならん。我らが大きくなるためにもジャリル一味は邪魔なのだ。――いいな?肝に銘じておけ」
強い目でそう言った後、ふっと背を向けた。
「・・・嫁ならカリムにも沢山の器量良しが揃っておる。心配はいらん」
そう言い残してダディは出て行った・・・。
明日か・・・。
俺は――・・・。


