ドッ!!
まともに食らってリッタの体を離してしもた!
「――っ!!」
背中を強く打って、起き上がるんが辛い・・・!
ぶつかられた箇所も痛む。
見るとリッタも同じように痛みを堪えていたが、手からナイフが消えている。
落としたんか!?
――いや、もしナイフが見つかっても、勝ち目なんてない。
ここは逃げるしか・・・。
俺はリッタの元へ駆け寄り、手を貸して立たせると、逃げようと向きを変えた――
が、俺の手は振り解かれた。
まるで突き放すように冷たく。
ハッとして振り返ると、リッタが落ちていたナイフを拾い上げ、再度モンスターに挑んでゆく背中が見えた――
「アホッ!!」
まともに食らってリッタの体を離してしもた!
「――っ!!」
背中を強く打って、起き上がるんが辛い・・・!
ぶつかられた箇所も痛む。
見るとリッタも同じように痛みを堪えていたが、手からナイフが消えている。
落としたんか!?
――いや、もしナイフが見つかっても、勝ち目なんてない。
ここは逃げるしか・・・。
俺はリッタの元へ駆け寄り、手を貸して立たせると、逃げようと向きを変えた――
が、俺の手は振り解かれた。
まるで突き放すように冷たく。
ハッとして振り返ると、リッタが落ちていたナイフを拾い上げ、再度モンスターに挑んでゆく背中が見えた――
「アホッ!!」


