SakuIGamE

しばらく行くと二人の男が立っとった。
どうやらココが出口。
二人は門番みたいやな。

「ちょっと外を散歩したいんだけど」
リッタが二人に話しかける。
「え?お二人だけでですか?そりゃ危険です!」
「我々のどちらかがお供します!」
「ダメよ」
ピシャリと言い放つリッタ。
「二人きりでなくちゃ意味ないの。私達、夫婦になるんだから」
「しかしモンスターが・・・」
「武器は持ってるから大丈夫。それに私、キッドワームくらいなら余裕で倒せるわ」
上目使いに微笑んだリッタ。
か、かわえぇ・・・。
それが効いたのか、二人は道を開けてくれた。

「行こっ」
リッタが俺の手を引いた。

「お気を付けて~」
「15時にはお戻り下さいね~」
「はーい」
「・・・時計なんて持ってへんで?時間わかるん?」
「すぐ帰るわよ」
「散歩ゆうても、こん中なんもないやんか。部屋におった方が良かったんちゃう?」
「・・・アンタねぇ、実力を見るって言ったでしょ?」
「それってどーゆう・・・?」
「決まってるわ!モンスターと戦ってもらうのよ!」

「・・・・・・ええ!!??」