SakuIGamE

コツ、コツ、コツ・・・。
硬質的な音を響かせながら、螺旋階段から誰か降りてくる・・・。
銀色の服を着た、推定同い年くらいの少年・・・。

「初めまして。ようこそ、僕の部屋へ」

・・・・・・はあ!?

「ご、ごめんなさい、勝手にお邪魔して・・・。でも私もどうやってココに来たかわかんなくて・・・」
いや、謝んなくて良くね!?
「謝らなくてもいいんじゃない?」
だよな、秀!
「ようこそって言ってるんだし」
そう。
むしろこれは――
「お前が俺達をココに引っ張り込んだんだろ」

「ご名答」
ソイツは満足気に微笑んだ。