「宇宙船・・・?」
実果の呟きは、あながち間違いとも言えなかった。
まるで宇宙船内部のような、未来的建造物の中にいるようだ。
白、透明を基調に、所々に赤や水色などの原色配色。
窓は無いが、ドアや螺旋階段、テーブルやイスなどの家具は見受けられる。
「これはもしかして・・・」
兄貴は顎に手を当てて、真剣な顔で推測する――
「夢の中か」
・・・・・・アレ?
「や、夢じゃなくてフツーあの流れだったらゲームの中って思わね?」
「いや、俺の特技は即寝だ!いいか?早寝じゃない、即寝なんだ!だから即寝しちゃっただけかもしんない」
「お前は出来ても俺らは出来ねーっつの!!だから夢じゃねぇ!ゲームの中だッ!!」
「大変や、タッピィ!!」
「なんや、歩!?――いや、どうした!?」
「ファ○コンやのに、中は未来や!!」
・・・なんか『大変』の視点が違う。
「ゲーム空間に入ってしまった事が大変なんじゃないかな?」
「そう、ソレソレ!さっすが天才、秀馬君!俺と意見が一緒だな!」
「いや、意見一緒やったらおかしいやろ、タッピィ成績悪いんやから」
「なんでテメ、こんな時だけツッコミに回るんだよ!」
「関西人はボケもツッコミも出来て一人前なんや!!」
ダメだ、ツッコミが追いつかない・・・いや追いつくけど、追いつかせてたら現状打破案を考える暇がない!!
実果の呟きは、あながち間違いとも言えなかった。
まるで宇宙船内部のような、未来的建造物の中にいるようだ。
白、透明を基調に、所々に赤や水色などの原色配色。
窓は無いが、ドアや螺旋階段、テーブルやイスなどの家具は見受けられる。
「これはもしかして・・・」
兄貴は顎に手を当てて、真剣な顔で推測する――
「夢の中か」
・・・・・・アレ?
「や、夢じゃなくてフツーあの流れだったらゲームの中って思わね?」
「いや、俺の特技は即寝だ!いいか?早寝じゃない、即寝なんだ!だから即寝しちゃっただけかもしんない」
「お前は出来ても俺らは出来ねーっつの!!だから夢じゃねぇ!ゲームの中だッ!!」
「大変や、タッピィ!!」
「なんや、歩!?――いや、どうした!?」
「ファ○コンやのに、中は未来や!!」
・・・なんか『大変』の視点が違う。
「ゲーム空間に入ってしまった事が大変なんじゃないかな?」
「そう、ソレソレ!さっすが天才、秀馬君!俺と意見が一緒だな!」
「いや、意見一緒やったらおかしいやろ、タッピィ成績悪いんやから」
「なんでテメ、こんな時だけツッコミに回るんだよ!」
「関西人はボケもツッコミも出来て一人前なんや!!」
ダメだ、ツッコミが追いつかない・・・いや追いつくけど、追いつかせてたら現状打破案を考える暇がない!!


