「・・・さて、どうしたものかな」
僕は小声で呟くと、チラリと部下に視線を向けた。
「君、キミあの踊り子さんに会いたいよね?」
「えっ!?どーしてわかったんッスか!?」
わかったというより、利用出来たらいいなと思ってふっかけてみた、みたいな。
「じゃあ後で会いに行こうか」
「ほんとッスか!?さっすがシューマ副長!!」
公演が終わり客がハケ出した頃、スタッフの一人に声を掛けてみた。
「すみません、踊り子さんのファンになっちゃったんですが、会わせてもらう事ってできますか?」
「あー・・・、申し訳ありません。基本、そういう事はやってなくて・・・」
「そうですか。失礼しました」
成程。直球じゃあ無理か。
それなら――
「すみません」
僕は別のスタッフを呼び止めた。
僕は小声で呟くと、チラリと部下に視線を向けた。
「君、キミあの踊り子さんに会いたいよね?」
「えっ!?どーしてわかったんッスか!?」
わかったというより、利用出来たらいいなと思ってふっかけてみた、みたいな。
「じゃあ後で会いに行こうか」
「ほんとッスか!?さっすがシューマ副長!!」
公演が終わり客がハケ出した頃、スタッフの一人に声を掛けてみた。
「すみません、踊り子さんのファンになっちゃったんですが、会わせてもらう事ってできますか?」
「あー・・・、申し訳ありません。基本、そういう事はやってなくて・・・」
「そうですか。失礼しました」
成程。直球じゃあ無理か。
それなら――
「すみません」
僕は別のスタッフを呼び止めた。


