やばい…

湊、怒ってるよね、はい

あの後すぐに家に帰ったんだけど…


「りん、そこ座れ」

と低〜い声で言われ…

ちょこんとおとなしく座り…

今、目の前に鬼のようなかおをした湊が座っているんです…


「ご、ごめんなさい…」

ずぅーと無言だったので耐えられなくなり言った


「おめぇ、どれだけ俺が心配したかわかってんのか!」

いきなり怒鳴られた

「ご…めん…な…さぃ」ヒクッ

泣きながら謝る

「もーお前1人で外出すんの禁止」

こんどは優しい声で言った

私が泣き終わったあと誰かに電話をかける


『あ?おぅ、ん、いた
おぅ、さんきゅうな、ん 分かった』

「お前のこと知らせてくれたのは秋冬なんだ。だから電話」

私がジーッとみていると言ってくれた


「そっか…
湊、電話かして」

「あ?んでだ」

「秋冬にお礼言うの!」
知らせてくれたんだったらお礼いわなきゃね!

なんて陽気に考えていると

「あ?んなもん俺が言った
もぅ必要ねぇ」

とか言って貸してくれない

「お願い…貸してぇ?」

秋冬に前、「湊が言うことを聞いてくれなかったらこうすればいいよ」
なんて教えてくれたことをしてみる


「…/// わーったよ」

なんて顔を赤くしながら言い貸してくれた

やった!成功だよー秋冬♪
ありがとぉー

なんて考えながら秋冬に電話する

『あ?もしもーしまだなんかあったの?』

『あ、秋冬?りんだよー
お礼言いたくて湊に携帯かしてもらったのー』

今、携帯の充電切れそうだからなんて言いながら秋冬にお礼を言う

『あ、りんちゃんかー
いいよー全然!当たり前でしょ〜』

てか、よく湊俺に電話させてくれたね?

なんて聞かれたから

『秋冬に教えてもらったやつしてみたんだ〜』
って言うと

『お、やっぱり効果あったか〜』

とか言ってた

しばらく喋っているといきなり私の手から携帯が無くなる

「お前ら喋りすぎ」

なんて言いながら秋冬としゃべる

『あ?切るぞ、だまれうぜぇ』
ブチッ

「あっ!そーう!切っちゃだめだよー」

「あいつと喋ることなんかねぇだろ」

「はぁーもういいよ
お礼も言えたしね!」

とか開き直ってみる

あいつに礼なんかいらねぇのに
とかブツブツ言っている湊をほっとく

めんどくさいもん

って言うのは嘘でー、可愛いよね

え?惚気んなって?ごめーん笑


「りん、こっち」

とか言われ

湊の膝の上に乗せられる

ギューッ

「お前誘拐されたって聞いた時まぢでおかしくなりそうだった。」

悲しい声で言われた

「ごめんね、もう1人で外出しない」

「ん」

しばらく抱きしめられていると…

「お前、俺のこと心配させたからお仕置き必要だな?」

なんて楽しそうな声で言われ

ヤバイと思った時には押し倒されてました


「そーうーやだぁぁー」

なんて私の抵抗も虚しく朝になるまでさんざんお仕置きされました。