眠り姫の呪い

しばらくすると、折乃さんに暴力をするのを飽きたらしく、五十嵐さんがこういった。


「ちょっとついてきな」


折乃さんは、五十嵐さんに言われるがまま、屋上までやってきた。


嫌だな、きっと痛いことされるんだろうな…。


もしかしたら、売春やらされるかもしれない…。


折乃さんは、不安で、怖くて、今すぐにでも逃げ出したくて仕方が無いようだった。


今の私は折乃さんだから、なんとなくわかる。


すると、五十嵐さんは言った。


「ここから飛び降りてよ!」