「とりあえず中入ろ」
紗雪に促され、元気が1階のドアノブに手を掛ける。

ガチャッ・・・。

玄関フロアの明かりが、真っ暗なスタジオに差し込む――・・・。

パチッ。

元気が照明のスイッチを押すと――・・・。

「きゃあああああ!!!!」

スタジオは惨状と化していた。

「いやああああぁ!!!!」

バタバタバタ・・・!!

3人は慌てて外へと逃げ出した。

「い、いっぱい死んで・・・!?だ、誰が・・・!?」
上手く言葉を組み立てられない紗雪。
「とにかく、警察に・・・!」
元気がそう言った時だった。
3人に近付く影があった――・・・。