手に入れたいのはお前だけ。




え、熱中症……?



そう思ったときには、もうすでにあたしの体は宙に浮いていて。



「えっ、わわ!!」



お姫さまだっこをされてるとわかるのに、数秒かかった。



な、なんであたしがお姫さまだっこされてるの!?



「あ!あの!おろしてください!!」



「だめ。とりあえず医務室連れてくから」



「ええ!?」



飲み物さえ飲めば大丈夫なのに!
そんな大げさにしなくていい!!



「あ、あの本当に大丈夫なので……」



「だめだよ悪化しちゃう」