「っ!」 すると、いちごちゃんがあたしの方を見て鋭い目つきで睨んできた。 ゾク…と背筋が凍る。 今、あたしの方を見てたよね…? いちごちゃん、目がいいの?あたしをどうして、睨むの? あたしが見てたのバレてた? それとも、昨日蒼くんと遊んだことが気に食わなくて? 完全にあたしは、いちごちゃんの敵みたいだ。 「ライバルがモデルで幼馴染とか、勝目ないじゃん」 ポツリとあたしは呟いて、教室をあとにした。