「私の夢は、新しいSNSを作ることです。
そりゃ最後は色々あったけど、やっぱり『ナイトの国』はわたしに必要だったんです。
辛い時、それでも学校に通い続けられたのはこの国の仲間に支えられていたから。
愚痴聞いてもらえて、言いたいこと言えて、誰かと繋がってるんだって思えたから。
でも、こんなことになっちゃったのは、リアルと違ってその場の空気とか、細かい感情とかが伝わらなかったからだと思うんですよ。
だからね、わたしがそういう所まで……
表情とか声色とかそんな細かい所まで伝わるネットワークを開発したいんです」
私の話を聞きながらフッと鼻で笑った華子さんに、口をとがらせた。
「あー、華子さん。
今、笑いましたね。
どうせ、そんなの無理だって思ってるんでしょ」
「思ってないよ」
「うそ!」
「思ってない」
と言うと、華子さんは持っていたペットボトルを顔の横に上げ、言葉を続けた。
「あたしがあんた位の歳の時、トレンディードラマで初めて見た携帯電話はこのペットボトルよりおっきかった。
それでも、外で電話できるなんてSFの世界かと思って感動したものよ。
それがさ、今ではこんなちっちゃくなって、その携帯電話でインターネットができてさ、全く知らない人と会話もできるんだよ。
それを考えたらさ、子リスが言うようなネットワーク、作れるかもね。
しかも、そんなに未来の話じゃなくって」
華子さんの話に、私の未来が開けていくような勇気がわく。キラキラと輝く希望や期待を、華子さんはあっさりと踏みつけた。
「でもさ、それを作るのが子リスだとは、あたしには到底思えないね」
華子さんに踏みつぶされた夢を形状記憶合金のごとく元の形にもどし、私は反論した。
「だけど、可能性は0ではないですよね」
そりゃ最後は色々あったけど、やっぱり『ナイトの国』はわたしに必要だったんです。
辛い時、それでも学校に通い続けられたのはこの国の仲間に支えられていたから。
愚痴聞いてもらえて、言いたいこと言えて、誰かと繋がってるんだって思えたから。
でも、こんなことになっちゃったのは、リアルと違ってその場の空気とか、細かい感情とかが伝わらなかったからだと思うんですよ。
だからね、わたしがそういう所まで……
表情とか声色とかそんな細かい所まで伝わるネットワークを開発したいんです」
私の話を聞きながらフッと鼻で笑った華子さんに、口をとがらせた。
「あー、華子さん。
今、笑いましたね。
どうせ、そんなの無理だって思ってるんでしょ」
「思ってないよ」
「うそ!」
「思ってない」
と言うと、華子さんは持っていたペットボトルを顔の横に上げ、言葉を続けた。
「あたしがあんた位の歳の時、トレンディードラマで初めて見た携帯電話はこのペットボトルよりおっきかった。
それでも、外で電話できるなんてSFの世界かと思って感動したものよ。
それがさ、今ではこんなちっちゃくなって、その携帯電話でインターネットができてさ、全く知らない人と会話もできるんだよ。
それを考えたらさ、子リスが言うようなネットワーク、作れるかもね。
しかも、そんなに未来の話じゃなくって」
華子さんの話に、私の未来が開けていくような勇気がわく。キラキラと輝く希望や期待を、華子さんはあっさりと踏みつけた。
「でもさ、それを作るのが子リスだとは、あたしには到底思えないね」
華子さんに踏みつぶされた夢を形状記憶合金のごとく元の形にもどし、私は反論した。
「だけど、可能性は0ではないですよね」
