若葉side 「本当に行きたくないんだけど…。」 夢は昔懐かし、幼子の時の思い出。 目が覚めたら何歳も年を重ねた現実に引き戻されて。 若さが恋しい。 …まだ高2ですけどね。 深夜に、7歳まで過ごした街に帰ってきて。 今日から新しい学校に通うと。 別に高校が嫌なわけじゃない。 幼馴染が電話で色々と教えてくれてたからそこは全然。 転校は初めてじゃないし、今更不安がる歳でもないしね。