若葉side 私は臆病で、傷つくことが怖い。 今までたくさんのことを経験してきて、少しは強くなったかと思ったのに。 樹の言葉に一喜一憂して。 感情が揺さぶられて、思い通りにいかなくて。 「本当によいのデスカー?」 そう。 たとえ、この道を選ぶことが樹からの‘逃げ’だとしても。 「はい、社長。 …私はチャンスを逃したくない。 仕事への思いは、本気です。 このままお話、進めていただいて結構です。」 未来を考えれば、きっと間違いじゃないから。 今辛くても、きっと笑っていられると信じてる。