「あ、前からまた……!」
複数の光が私達を照らしたのは26号線に出て少し経った時だった。
バイクのライトが向けられればそれは敵。
そう思い込んでいるのはどうやら私だけじゃなかったらしい。
けれど、あの光が敵ではないと私の中で確信があった。
その確信が確実なものになったのはその光と対向する瞬間。
「レイ!」
「……っ、士騎!」
すれ違い様に声を掛けてきたのは士騎だった。
士騎の隣には下っ端が数名。
これだけで事足りるのかと正直思ったけど、
「此処は俺達が食い止める!そのまま城へ行け!!」
どうやらその心配は必要なかったみたいだ。
士騎が指差した先。
そこにいたのは何十にもなる眩い光だった。
ざっと見て二十は越しているその光にガラにもなく安堵の溜め息が零れ落ちる。
「あとは頼んだ!」
士騎にそう告げ、アクセルを全開にして城を目指した。


